DISCOGRAPHYディスコグラフィー
1. 3号線(feat.堀込泰行)
2. ふたりのシルエット(feat.堀込泰行)
3. インコンプリート
4. メロディ(feat.堀込泰行)
5. 潮騒(feat.堀込泰行)
クニモンド瀧口によるプロジェクト・流線形のオリジナルミニアルバムが『TOKYO SNIPER』から約16年ぶりについに完成。
堀込泰行(exキリンジ)をボーカルに迎え、流線形のセルフカバー、オリジナルを合わせた5曲収録。(4曲は配信済み)
バンドには、北山ゆう子(ドラム)、山之内俊夫(ギター)、平野栄二(パーカッション)、平畑徹也(キーボード)、松木俊郎(ベース)をメインに、ストリングス&ホーンアレンジにシンリズムを迎え楽曲に彩を加えた。また、コーラスにはナツ・サマーが参加。
タイトル『インコプリート』とは、「不完全」や「中途半端」という意味。「能動的」「受動的」と決めつけず、どちらにも振らないニュートラルで不完全な、いまの瀧口の気分を表したもの。制作を開始後、ベーシックトラックとボーカルは6年前に既に録り終えていた。そこから瀧口の気持ちが上がらずに月日が経ってしまったわけだが、未完成なままの曲もありながらも試行錯誤の過程として、5曲をミニアルバムという形にまとめて発売することを決めた。
時代と共に次から次へと新しい楽曲が生まれ、消化されていく。そんな中で流線形が目指すサウンドとは、時代に合わせる楽曲ではなく、自分が聴きたいと思う楽曲を丁寧に作ること。流線形は生音のバンドスタイルにこだわり、瀧口のルーツでもある、山下達郎『イッツ・ア・ポッピン・タイム』や、サディスティックス、ティン・パン・アレーなどの日本のシティミュージックをお手本として制作した楽曲集となった。
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■「インコンプリート」曲解説
1. 3号線(feat.堀込泰行)
流線形のセルフカバー。ボーカルに堀込泰行を迎え、リアレンジを施しソフィスティケイトされた大人なサウンドに。管弦アレンジにはシンリズムが参加。
2. ふたりのシルエット(feat.堀込泰行)
2013年に行われたコンサートで一度だけ披露された「誘惑(仮)」。大人の恋を描いたアーバンな楽曲で、音源化のリクエストを多数いただいてスタジオ録音した。
3. インコンプリート
今回の制作の中で多数作ったインストものの一部がこの曲。EW&Fの「Brazilian Rhyme」のように、いつしか全編が公開される日が来るかも?
4. メロディ(feat.堀込泰行)
1990年代、瀧口が20代のころに作った楽曲で、当時クラブに通っていた時の甘くほろ苦い経験を題材にしたもの。ホーンセクションも入り、90年代の「渋谷系」を彷彿とさせるPOPなアレンジになっている。
5. 潮騒(feat.堀込泰行)
2012年発売の一十三十一『CITY DIVE』に収録の「人魚になりたい」のオリジナル歌詞バージョン。「人魚になりたい」では一十三十一とクニモンド瀧口の共作歌詞だったが、瀧口作詞ver.で録音。「人魚になりたい」は女性視点だったが、「潮騒」では男性視点の歌詞となった。また、原曲は瀧口による打ち込みがメインだったが「潮騒」では流線形が演奏。